CASE STUDY 02

導入事例:小売業B社

複数店舗を展開する小売業のお客様で、店舗間のネットワークとアクセス権限の管理を見直した事例です。ネットワーク設計・運用支援を中心に、安全なアクセス管理の仕組みづくりに取り組みました。

小売業 複数店舗展開 ネットワーク設計・運用 アクセス管理

お客様について

今回ご紹介するのは、地域で複数の店舗を展開する小売業のお客様です。出店にあわせて店舗ごとにネットワーク環境を整備してきましたが、統一的な設計方針がないまま拡張を重ねた結果、店舗間で構成にばらつきが生じている状態でした。

導入前の課題

店舗が増えるにつれて、本部から各店舗のシステムへアクセスする際の権限管理が煩雑になっていました。誰がどの範囲まで操作できるのかが明確に整理されておらず、担当者の異動や退職の際にアクセス権の見直しが後手に回ることもあったとのことです。

また、店舗ごとにネットワーク機器の設定担当者が異なっていた経緯から、同じような機能でも店舗によって設定方法が違い、トラブル発生時の対応に時間がかかる点も課題として挙げられていました。特定の担当者に対応が偏りやすいことも懸念材料でした。

店舗網の拡大を見据え、今のうちに管理体制を整えておきたいというご相談をいただき、支援を開始しました。

導入した内容

まず全店舗のネットワーク構成を棚卸しし、共通化できる部分と店舗ごとの事情で個別対応が必要な部分を整理しました。その上で、店舗間で統一したネットワーク設計方針を定め、新規出店時にも同じ手順で構築できるようテンプレート化を行いました。

あわせて、本部・店舗それぞれの役割に応じたアクセス権限を整理し、必要な範囲だけにアクセスを制限する仕組みを導入しました。担当者の異動があった際にも、権限の見直しを行いやすいよう、管理台帳の運用ルールもあわせて整備しています。

店舗ネットワークへのアクセス権限を管理する仕組みのイメージ

運用面での配慮

店舗運営に影響が出ないよう、切り替え作業は営業時間外に実施し、店舗スタッフの方には最小限の操作変更で済むよう配慮しました。設定変更後の動作確認も一店舗ずつ丁寧に行っています。

導入後の変化

ネットワーク構成の統一化により、新規出店時の準備期間が整理しやすくなったとのお声をいただいています。店舗ごとの設定差異が減ったことで、トラブル発生時の原因特定にかかる時間の短縮にもつながりました。

アクセス権限の管理についても、誰がどの範囲を操作できるかが可視化され、異動時の見直し漏れを防ぎやすくなったとのことです。すべての作業が自動化されたわけではありませんが、管理台帳の運用ルールが定着したことで、日々の点検にかかる負担は軽減されています。

「店舗が増えるたびに管理が複雑になっていくことに不安を感じていました。統一したルールで運用できるようになったことで、新しい店舗を出す際の見通しも立てやすくなりました。」

――ご担当者様

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